本の企画を持ち込んでも、出版社の企画会議を通らないと、実際には出版されません!
つまり、良い企画内容と、伝わるタイトルがないと、本が出せないという事です。

「あれ?本が絶対出るって決まったんでしょ?」と思った人がいらしたら、ごめんなさい。
しかも、前回の日記でお察しかと思いますが、内容もリス以外は、ほぼ未定です...。

作品の完成前に、メイキングを前倒し公開している感じでしょうか、
まだまだこれからの状態を、そのままにお伝えしています。
もちろん「企画書が一度通らなかったら、それでおしまい」とは考えていません。
同時に、安易に何度でも企画書を出せばいいという考えでもなく、
お忙しいなか見て頂くのだから、なるべく良い案を出していかないと、とも思っています。
初の商業出版を目指してますが、チャレンジ自体は、実は初めてではないともいえます。
何年も前ですが、お世話になっている方からの紹介で、
「雑貨の本を作れる人を探している」というお話を頂いた事が、一度ありました。
今回とは別の出版社さんで、担当者さんの側で半分くらい企画内容を決めていらして、
著者になるとしたら、その企画に合わせて更に内容を膨らませるという感じでした。
望まれている内容に合わせる難しさ、自分の実力不足などもあり実現しなかったのですが、
昨年末からは「りすの本」という事でお話が進んでいる事もあり、
今度こそはという気持ちで、本を出す前提で動いています。
このレポートはmixiとブログで公開しているので、ご意見をくださる方もいらして、
「企画時の仮題が会議に上がったときの「つかみ」を左右する」という旨の、
有り難いコメントも頂きました。
確かに、書店に足を運ぶと、インパクトのある書名がずらりと並んでいます。
これは面白そう、為になりそう、とか、これってどういう事?とか、
タイトルだけでも非常に気になるものが多いです。
それらは皆、企画会議を通った本なのだな~と思うと、また見え方が違ってきます。
センセーショナルならOK、という事でもないと思いますが、
興味を引かないタイトルでは、企画会議を通す事も難しそうです。
webでのレポートの題として『りすの本(仮)』という言葉を使っていますが、
企画書で、本の仮題としては使っていません。あまりにも曖昧だからです。
既にある書名で『
りすぼん』というのがあり、タイトルも内容も大好きなのですが、
この本の場合、リスの写真集という、題名から連想しやすい直球な内容と、
写真自体の強い魅力、ユーモラスなタイトルにぴったりな写真と文章等の要素が、
絶妙にマッチしていて、成り立っていると思います。
1回目の企画書持ち込みを経て、改めて、タイトルの重要性を実感しています。
分かりやすくキャッチーな仮題が必要な時期となってきました。
仮題を決めるには、内容を絞らなくてはなりません。
卵が先か鶏か...という状態になりそうですが、アイデアを纏める為にも、
自分の得意分野や、どんな本になりそうかを書き出してみます。
・シマリスを飼った事でリス雑貨を作り始めた、イラストレーター/デザイナーの本。
→動物写真集、飼育本など、既存で多い「リスの本」とは異なると題名で分かるように。
・著者はリスの中でも、特にシマリスが好き。シマリスの雑貨・作品が多かったり、
シマリス情報に詳しい。シマリス雑貨を作り続けて、2015年で12年目。
→「リス」ではなく、「シマリス」というキーワードを入れる!?
・得意な内容は、シマリスをモチーフとした雑貨・イラスト。
リスグッズの情報、リス園情報、リスをテーマとしたお菓子や料理、アートイベントなど。
反対に、飼育情報や野生のリスの写真などは、専門外なので扱わない可能性が高い。
→得意な内容を生かして、より興味を引きそうなテーマやタイトルに絞る。
・文筆家ではないので、文章のみでなくビジュアル重視、雑貨的な可愛らしさのある本。
→イラストorフォトエッセイ?本物のリスとリス雑貨?雑貨写真集?可愛いレシピ本?
・シマリスが好きな人に読んでもらいたいのは勿論、
読む前の時点では、シマリス好きという程でもない人にも、手に取りやすい内容。
→本のジャンル的には、何のジャンル?
リス好きさんが見つけやすく、尚かつ客層が広がりやすいジャンルとは?
...ちなみに、企画会議では「何のジャンルの本」という点も重要です。
その出版社が出していないジャンルの本だと、売り場の関係等で出版が難しくなったり、
「書店では売りにくいので、著者が大部数を買い取ったり独自の販路を開拓できるならOK」
という場合もあるとか。
商業出版でも、著者買い取りの部数が多い人もいるそうですが、
それを避けたいと思えば、「売れる内容」を考える必要があります。
上記を踏まえた内容で、初回の企画書を出したものの、決定には至らなかったので、
"little shop"の場合、ジャンルをしっかり絞る事と仮題の検討の同時進行となりそうです。
文章の最後で、ジャンルとタイトルが決まりました!となると、おさまりが良いのですが、
リアルタイムなレポートである為、検討中のまま、次回に続きます。
【まとめ】企画書が通らないと出版が実現しない。その為には企画内容は勿論、仮題も非常に大切!分かりやすく、読みたくなるタイトルを考える必要がある。
*
"little shop"の次回イベント参加
第38回「
にじいろ市」
日時: 1月10日(土) 11:00~16:00
(雨天決行:屋根つきの会場なので、雨でも傘をささずに楽しんでいただけます)
場所: 「
Gallery&Cafe FIND」外ガレージ
住所: 東京都北区上十条2-9-1 (埼京線 十条駅から徒歩5分)
_______________
リスのLINEスタンプ、発売されました。「ハッピーなリスくんとリスちゃんのスタンプ」
詳しい情報は、こちらの日記に。
_______________
●ソーシャルマーケット Creema (クリーマ) に出品。
"little shop"のページは、こちら。
絵本、写真集、ポーチ、スケッチ原画など。
_______________
●「dクリエイターズ」は、5/16にグランドオープンした、ドコモの雑貨系SNS。
"little shop"のページは、こちらです。
_______________
●手作り雑貨のSNS ハンズ・ギャラリーマーケット。
"little shop"のページは、こちらです。
_______________
ブログランキングに参加しています。よろしければクリックをお願いします。

にほんブログ村

にほんブログ村
スポンサーサイト
テーマ:本に関すること - ジャンル:本・雑誌
- 2015/01/06(火) 22:38:42|
- 『りすの本(仮)』を出します。~新人著者が出版するまでのmemo~
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0